強い ステロイドの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
もともと子どもの頃からのアトピー体質で、中学生の時、有名な皮膚科にかかり、飲み薬と塗り薬(たぶんけっこう強いステロイドだと思います)で良くなりました。その後もいい時と悪くなる時を繰り返していましたが、その都度病院の薬をもらって何とかひどくならずに過ごしていました。
ところが子どもを出産してから症状が一気にひどくなり、今度は病院の薬をもらっても全然良くなりません。それどころか日に日にかゆみや赤みはひどくなり、薬もかなり強いものに変わってしまいました。
そんなとき、フリーペーパーの妙泉堂さんの広告を見て、ホームページも見させていただき、思い切って相談に行ってみました。
(31才 女性)
今の身体の状態を詳しく聞いていただき、皮膚の状態なども見てもらったところ、私のアトピーは「湿熱」というのが原因で、今までの生活習慣や妊娠中の過ごし方(妊娠中はかなり偏食でした)がその「湿熱」を作ったんだよと、教えてもらいました。
そして、粉の漢方薬をすすめてもらい、あとスキンケアと湿熱を作らない食事も詳しく教えてもらいました。かなり辛い状態だったので、まずは一ヶ月間信じて精一杯やってみました。そうすると一ヶ月分を飲み終わる頃にはかゆみがかなり楽になってよく眠れるようになり、三ヶ月後にはほとんどの症状が楽になりました。
ひどい便秘症だったのですか、一日一回スッキリと便が出るようになりましたし、尿量も増えました。今は8ヶ月目になりますが、漢方薬を飲む回数を減らして、あと簡単なスキンケアと食事を気をつけるようにして、ほとんど良くなっています。二人目を作るのが怖かったのですが、もう一人がんばってみようかなって今は思えるようになりました。
この方の場合は、もともとのアトピー体質に、妊娠中の砂糖甘いものの過食と便秘、少尿、体重増加が重なって、「湿熱」が悪化したものと思います。大人のアトピーの場合、漢方薬やスキンケアも大事ですが、なんと言っても「湿熱」を作らない食事がもっとも大切です。
この方はもう一人子どもさんが欲しいという強い気持ちの支えもあって、本当にしっかりと食事療法をされ、その結果が出たのだと思います。
大人のアトピーは、漢方薬も大切ですが、本人さんの治りたいという強い気持ちと結果がなかなか出ないときの信じる気持ち、忍耐力が何よりも大切だと思います。
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